博士学生の論文投稿【1本目/途中経過と反省点】

研究生活
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昨年に論文を書いているみたいな記事を書いてから早1年が経とうとしている。なんとまだ論文採択にたどり着いてないのである。

自分の思った以上に長く、少し大変なことだったので備忘録としても反面教師としてもまとめたいと思う。

 

先生は忙しいので中々論文修正が返ってこない

 

結果的にこの初稿の修正に着手してもらうことが速やかに論文を投稿するための最も重要なステップだと悟ることになる。

実際多少遅れても、先生は忙しいし手が空いたら見てくれるだろうと楽観的に思っていた。しかし先生は楽にはならない、修論を見れば博論を見る、学会の要旨の修正や、研究報告など、期限のあるものを優先にして自分の論文はどんどん後ろ倒しになっていく。4月なっても一向に修正が返ってこないことに流石に精神的に苦しいものがあり、周りの学生や他の先生に相談するなどをしていき気持ちを吐き出していた。
気持ちをいくら吐き出そうが修正は帰ってこない、流石にやばいと思った僕は精神的に苦しくなってもいると真面目なトーンで正直に伝えた。さすがに本気の思いが届いたのかゴールデンウィークを過ぎたくらいに論文のFigure修正をいただいた。ここで指摘をもらったものについてはその週内には訂正して再度提出をした、初稿を出してこの時点で約5ヶ月。
ここからさらに論文の原稿修正が帰ってくるのには1ヶ月以上を要することになる。Figure修正後も原稿が帰ってくる気配が全くなかったため、僕は最終手段として教授に現状を伝えることにした(指導教員は准教授)。教授は非常にリスポンスの早い人なのでかなり厳しく指導教官に伝えてくれたようで、翌日にはイントロの修正願いと遅くなって申し訳ないとの旨のメールをいただいた。その月には論文の修正版をいただきここから短いスパンで論文修正のやりとりを行うことが出来るようになった。初稿提出から7ヶ月
論文、Figureの修正が終わり、最初にジャーナルに投稿したのは9月頭だった。実際かなり背伸びをしてIFだと25くらいの専門誌に投稿した。1週間ごろ経ってEditorial chiefからリジェクトの連絡が返ってきた。エディターキックで帰ってきたがいくつかの実験をやればレビュワーに回すよみたいな内容だったが、根本のメソッドに追加することなど、およそ数ヶ月では完遂出来ない内容だったため、再投稿を断念する。
Molecularなデータを加えて、再投稿を目指すことになった。そこまで時間のかからないデータ取りだと思っていたものの、やはり実験はそんな簡単に上手く行かない。およそ2ヶ月は要してしまい。論文修正と併せて再投稿版が完成したのが11月中旬だった。
身の丈に合ったところに投稿しても良かったが、もう少し背伸びして頑張りたい気持ちもあった。指導教官も前向きにハイインパクトジャーナルへの投稿を検討してくれていたためIF10あたりのジャーナルに再投稿をした。このとき、次のポスドク先に連絡をしたいと思っていた頃だったので1度BioRxivに投稿してオフィシャルに世に出すことになった。東大にきて初めての仕事だったためプレプリントとはいえ世に出たのは嬉しかった。幸いプレプリントながらもどこかの研究者がツイートしてくれたりと、研究が認められるという2次的喜びに少しだけ心が温かくなった。
結局論文初稿を指導教員に出してから投稿までには8ヶ月、2つ目のジャーナル投稿に約1年かかるというスケジュールとなった。僕としてはもう半年くらい早い見込みだったが、なかなか思うようにはいかなかった。今回の論文作成で時間がかかったことについて色々と反省すべき点がある。

論文原稿作成における自身の反省

1. 英文が汚い。

改めて自分の初稿を読み直すとひどいものである。自分で読んでもストレスがかかるくらい汚い幼稚な英文で記述している。これを一つ一つ丁寧に修正させてしまったのは本当に申し訳ないことである。実際指導教員から帰ってきた修正版の原稿は非常に滑らかで綺麗な英文になっていた。この点はもっと日頃から論文を読んで綺麗な英文を作成出来るように鍛えていきたい。

2. ディスカッションに無駄が多い

僕は比較的自分の研究について多面的に色々と考えることが出来ていると思う。だからこそディスカッションでは自分の研究では表現しきれないこと、穴があるところ、今後の展望など言いたいことが盛り沢山に詰め込んでしまう。しかしディスカッションでは自分の研究のポジティブな側面をしっかり際立たせることが大切である。結果的に修正されたディスカッションでは僕のディスカッションは半分くらいカットされていた。。この点においては非常に勉強になった。本質的な点に焦点をあててチェーリーピックにならないように自分の研究の価値を述べていく重要性を学ぶことができた。
これらをもっと気をつけて洗練した原稿にしておけば、もう少し先生から早く論文が返ってきていたかもしれない。

2021年12月2週目 2回目の論文のリジェクト

文句なしのリジェクトのようだ。Editorial Boardからのメールには内容に関する記載は一切なかった。まあこの論文もかなり背伸びした印象があったのでしょうがないとは思う。次はこのジャーナルの姉妹誌にSubmitする。
次はぜひレビュワーに回ってほしい。次ダメならそれ以上のもがきはしないつもりだ。

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